たくやの不労所得ブログ

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レバレッジ商品は本当に悪なのか?

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たくやです。

ツイッターやいろんなブログ記事を見ていると

レバレッジは危険」

「現物資産が最強」

 というコメントをよく目にします。

 

そこで、もう一度レバレッジ商品について考え直してみたいと思います。

 

ただし、この記事はレバレッジを使うことをオススメする記事ではありません。

あくまで、投資は自己責任です。

レバレッジ商品の危険性とは

レバレッジ商品とはレバレッジ取引を使うことのできる金融商品のことを指します。

レバレッジ取引とは、証拠金などを使うことで証拠金以上の金額の取引を行うことを指します。

代表的なものはFXですね。

 

1000円を証拠金として10000円の取引を行うことをレバレッジ10倍の取引といいます。

しかし、レバレッジ10倍の取引では資産価値が10%減少して9000円になってしまうと証拠金が0円になってしまいます。

いわゆるFXで言うところのロスカット(厳密には違うけど)のイメージです。

レバレッジ1倍(現物)では1000円の取引で10%減少すれば900円です。

 

このように、レバレッジを使って投資した元本以上の取引を行うことは資産価値の変動の影響を強く受けることになります。

これがレバレッジ商品が危険といわれる原因です。

 

レバレッジ商品のメリット

レバレッジ商品には危険性がついてまわります。

しかし、レバレッジ商品を使う投資家は多いです。(たくやもその一人です)

そこにはレバレッジ商品を使うメリットがあるからです。

 

 

レバレッジの大きなメリットは

「少額の資金で大きな金額の取引ができる」

です。

 

 

ん?言ってること変わらなくない?

 

と思った方は正解です。

そうなんです。同じことです。

レバレッジっていい面とわるい面が表裏一体になっているんです。

 

あくまで金融商品なので使い方次第ということですね。

 

 レバレッジの有無による運用成績の比較

ここまで、レバレッジ商品の一般論について見てきました。

 

投資金額より大きい金融商品保有できるということは長期投資の成績を大きく上げることがます。

これだけでは分かりにくいので具体例でイメージしましょう。

 10万円を年利5%で20年間運用したとしましょう。

 

計算式は

100000×(1.05)^20=265329

となります。

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20年間後に決済した場合、損益は

165329円の利益になります。
 

 

10万円をレバレッジ5倍、年利1.05%で20年間運用したとしましょう。

 

評価額の計算式は

100000×5×(1.05)^20=1326649

となります。

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20年後に決済したときの損益は

1326649‐500000=826649円

になります。

 

 

 

このように、レバレッジありの方が大きな利益を得ることができます。

 

当り前じゃねーか

と思った方は投資に関して、よく理解しています。

 

どういうことかと言うと元本が大きくて年利が同じであれば利益は大きくなります。

二つの計算式を比較しましょう。

 

100000    ×(1.05)^20

100000×5×(1.05)^20

 

計算結果が5倍になるのはすぐわかることですね。

 

つまり、レバレッジとは

「投資資金を大きくする」

という側面があることが分かります。

 

レバレッジ商品を有効活用するには

ここまでが、レバレッジに関する一般的な話です。

ここからは私の持論に近くなります。

 

レバレッジの「投資資金を大きくする」という側面が有効に働くのは運用資金が少ないという場面です。

つまり、投資初期の時期にはレバレッジを有効に使っていくことで運用成績を効果的に上げることができます。

ただし、長期投資においてレバレッジが大きいとロスカットの危険性があります。

よって、運用資金が大きくなるほどレバレッジを下げていくことが投資の安定性を高めることができます。

 

毎年、10000円を積み立て投資して年利5%で20年運用するとしましょう。

次の3つの条件で比較したいと思います。

 

それぞれのグラフを見ると

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レバレッジなしとありで運用成績が違うのは当然として、レバレッジ3倍とレバレッジ5倍スタートでも成績が変わりました。

20年間を通じたレバレッジの平均はどちらも変わりません。

なぜ、このようになったのでしょう?

 

答えとしては

複利運用は投資金額と運用期間が重要

だからです。

 

特に、初期の投資資金が大きいほど有利になります。

初年度に投資した30000円(レバ3倍)と50000円(レバ5倍)には、1.05の20乗が掛け算されます。

しかし、20年目に投資した30000円(レバ3倍)と10000円(レバ1倍)には、1.05の1乗が掛け算されます。

 

このように、運用資金の少ない投資初期においてレバレッジを有効に使うことはリターンを大きくすることができるのです。

 

まとめ

 レバレッジは危険なものです。

しかし、その危険性を正しく認識して有効に使うことができれば大きな武器になります。

みんなが危険と言っているからという雰囲気に流されないで、自分の資金をどう投資していくかは自分で見極めましょう。

その時、自分自身のリスク許容度も考えて結論を出しましょうね。

 

なんだかんだ言って、たくやも失敗してますw

takuya-toushi.hatenablog.com

 

 

それでは。